ITパスポート平成25年春期

ITパスポート平成25年春期 中問形式 問99

ITパスポート平成25年春期公開問題、中問形式の問99の問題です。

中問D 問題

Webサイトを利用した商品販売に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。

N社はスポーツ用品の小売販売業者で,実店舗販売の他,インターネットのショッピングサイトを利用した通信販売も行っている。ショッピングサイトのサーバの運用は外部に委託しており,毎月,委託先からアクセスログの分析結果が報告されるので,この報告に基づき,サイトの運営や改善に当たっている。

ショッピングサイトのトップページから商品購入手続完了に至る経路は,図1のとおりであり,図1中の矢印はリンクの経路を示す。ここで,A~Fは矢印の元のページから先のページへのアクセス率である。例えば,トップページにアクセスした利用者のA%が商品紹介のページにアクセスし,商品紹介のページにアクセスした利用者のC%が購入手続のページにアクセスしていることを示している。また,トップページへの外部からのアクセス件数に対する購入手続完了の件数の割合をコンバージョン率といい,先月のコンバージョン率は5%であった。

図1 N社ショッピングサイトの経路図

問99 テクノロジ

社では,先月,サッカー用品の特典付き販売キャンペーンを広告するために, C社のサッカーニュースサイトにバナー広告を掲載した。先月は,当該バナー広告からN社トップページへのアクセスが3,000件あったことが報告された。また,その3,000件のサイト内での動きを追跡したところ,図2のとおりであった。この結果から,考えられる問題点として正しいものはどれか。ここで,件数は,元のページから次のページヘリンクされた数であり,各ページヘリンクされた件数と,そのページからN社サイト内の別のページヘリンクした数の差を,N社のサイトからの離脱と考える。

図2 C社サイトからのアクセスの追跡
C社サイトからアクセスした利用者の半数は,トップページだけを見て離脱している可能性がある。
C社サイトからのアクセスのコンパーション率が,先月のサイト全体のコンバージョン率より低い。
購入手続に進んだ件数の半数以上が,購入手続を完了せずに他のページに移動又は離脱している。
広告の目的であるキャンペーン情報のページへのアクセス件数が,商品紹介のページへのアクセス件数より少ない。

ITパスポート平成25年度秋期

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